日本剱武道中道流武門会について

当会は、1996年に宗家総師範大隈重信が創設した流派です。
梶原政美氏が創設された皇刀軒流で学んだ剣術をベースに、六方会の岡本正剛宗師に師事し学んだ大東流合気柔術の理合に共通性を見出し、実践性と柔が折り重なっている技が多数存在するのが特徴です。
(2011年に大東流合気柔術武門会を創設し、中道流剣術と統合)

2023年2月22日に帰幽され、残された門下生で先生の思いと技を遺すために、日々活動をしております。

まず、「日本剱武道」については、原始・古代武道の流れから現代に至るまで、
日本の武道文化の歴史を考え、武道全般を正しく広く捉える意味からも、そのよ
うに命名いたしました。また”流名”においても、中道の心を基本として、全てに
おいて偏らず、観見を育てて自然体となる事を目的とするため、流名を「中道流」
としました。

次に、”会”の名称について述べたいと思います。武門とは武の入口を意味し、
なおかつ狭く低い門であるため、地位や階級の上下に関わらず、全て平等に頭
を低く下げなければ入れない、教える者も習う者も同様に、頭を高くすれば低き
門で頭打ち、肩幅を利かせれば狭き門で遮られ、心技体の成長は進まないと
いう意味です。
このことから、自らの成長を止めるのも自己の責任であり、常に己の心を磨き 鍛えていくこと、謙虚さや初心を忘れないこと、それを己のこととするため
「武門会」と命名いたしました。

宗家総師範大隈重信より

武門会は、1300年以上の歴史を持つ日本の古武道を通じて、『礼に始まり礼に終る』武道の精神、教養、技を身につけ、後世に遺すことを目的としています。
本来の武道とは『力の弱い者が力の強い多数の敵を独りで戦い、勝ち残る為に生まれた合戦術であり、総合武術』です。
本物の武道を通じ、日本文化に触れて戴ければ幸いです。

宗家総師範大隈重信より
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